アトラ・コンパス


哲学を志す私が創った造語です。私が苦境を乗り越えるために使っていた独自の方法論です。イメージとしては、魂や人格など根本的で不動な指針を示します。

何事にも屈しない不動の思い。それは単に頑固さやプライドではありません。それが本当に正しいことなのか見極めた上で、正しいと思うことに突き進むことです。


アトラコンパスは、誰もが先天的に持っている心の羅針盤の機能です。それゆえに、アトラコンパスという呼び名は仮の名前です。あなたの指針の名前は、あなた自身で決めなくてはなりません。分かりやすく言えば、仮に不動の指針を不動明王と名付けてもよいのです。
 

ただし、頭で無理に考えても、頭と心は違うため拒絶反応を起こします。この意味に気付くまでは「アトラコンパス」又は「ノアの羅針盤」と仮名を付けておいた方がよいでしょう。

 アトラコンパスは超精密機械のようなものです。形が完成するまでは形の認識は一切できません。

例えば、イルカの彫刻を創ろうと思ったら、イルカに近い形の石でなくては創れません。タコに近い形の石ではイルカは創れないのです。
 
この石の例えに当たるのが心です。人にはそれぞれ歩んできた道のりによって心の形が違います。

心の形を認識してから、自分がなりたい形を決めて、その形に掘り進めなければなりません。多くの人は、その形を決めかね年を重ね、丸い貝のようなものに落ち着いてしまいます。

ほとんどの人はアトラコンパスとしての才能を開花できません。知的教育によって自分で計画する前に完成したものが目の前にあるからです。

ゼロから料理や服を作るといった視点は、本来全ての人間に備わっています。その忘れられた才能がアトラコンパスです。


誤解されるかもしれないので、曖昧さ回避のために説明しますと、オカルトとの違いは明確な方法論が存在するという事です。私からアセンリングを受けていれば自然と会得してゆきますが、その方法は悪用回避のため他言できません。悪用できない理論なのですが、一部宗教として悪用される可能性があるため詳細は公開できません。

例えば、カウンセラーはこういうものだと教わったからカウンセラーになれる訳ではありません。誰からも何も教わらずにカウンセラーの心得を元から理解していたかどうか?という確実に存在する理論を形にしたものがアトラコンパスです。


勉強しなきゃ理解できないというのは、物理的な整備などを指します。ロボットみたいに整備して、ロボット人間を作りあげるような事はいたしません。 また、優秀な整備士は、誰からも教わらずに整備士の心得を元から理解しています。だからこそ優秀なのです。

たまに心得を理解しているのに努力が実らない人もいますが、それは設計が何かしら間違えてしまっているからです。飛行機のような精密な設計図は心得だけでは到達できません。心得を理解していれば、誰に批判されようと努力を続け、必ず成功します。 

これらのクリエイティブな源はどこに隠されているのか。天性で備わるものではなく、 本来の全ての人に備わる才能です。

教育・性欲・金・権力などによってほぼ全ての人間はアトラコンパスの存在を認知できません。詳細はオプティマズムの項目にあります。


アトラコンパスの存在を認知するには、何十年も過酷な修行をしなくてはいけません。しかし、アトラコンパスを認知している人から直属で授かる事ができます。


例えば、聖者と呼ばれる人はアトラコンパスのようなものを持っている場合があります。この人は何かを知っている、と思える仙人のような人のことです。


アトラコンパスは誰もが欲する知性の塊です。良い事に使えば世界は平和になりますが、残念ながら悪用する人も現れます。宗教の教祖・政治や法律権力・社長や家庭内権力・・・悪用しようと思えばいくらでもできます。

そこでアトラコンパスは正しい行いという主軸の元で運用しなくてはいけません。ただ正しい行いといっても、見返りがないのにやってられないと思う人も居ると思います。一つ、正しい行いによる見返りを上げると、創造力が無限に湧き出て、自分のやりたい事が実現できるようになるということです。

アトラコンパスは悪用しようと思った時点で成長が止まり、 悪用した時点で機能を停止します。なぜ機能を停止するのか私なりに理由を探した結果、欲がある時はまともに機能しないことが分かりました。

アトラコンパス内には欲に関する指針もあるのですが、重点が偏り過ぎてバランスを崩し機能しなくなると考えられます。現実の羅針盤も水平が保てなくなると、羅針盤の機能を失うのと全く同じ原理ですね。 

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